「自信を持って取り組める医薬品の教育」研修会

2015年1月16日

平成27年1月14日(水)、さいたま市民会館浦和にて開催された公益財団法人日本学校保健会主催の平成26年度文部科学省補助事業『自信を持って取り組める医薬品の教育』研修会に、本店勤務の学校薬剤師3名、大和田店勤務の学校薬剤師1名で参加してきました。
一般にはあまり知られていないかもしれませんが、平成20年3月に告示された新中学校学習指導要領の保健体育において医薬品に関する内容が新たに盛り込まれ、また、翌年平成21年3月には新高等学校学習指導要領の保健体育において、医薬品の適正な使用の必要性についての内容が充実されました。
この研修会は「医薬品を正しく使う」基礎知識となる内容、また授業での指導方法などの実践事例等を指導者として身に着けておくべく、保健体育科教諭、養護教諭、保健主事、管理職、そして学校薬剤師対象の研修会でした。
割合としては学校薬剤師が多めの印象でしたが、保健主事の先生、養護の先生も多く出席されていて、それぞれの立場の意見が聞けて有意義でした。小さい時からセルフケアできるよう、正しい薬の使い方を身に着けるためのお手伝いが学校薬剤師として出来るといいと感じました。これからの学校での『くすり教育』に生かしていきたいと思います。

<研修会内容>
主旨説明 岐阜薬科大学学長 勝野眞吾
① 学習指導要領に基づく医薬品に関する教育
     文部科学省スポーツ・青少年局学校健康教育課 健康教育調査官 北垣 邦彦
② 学校での医薬品に関する教育の進め方
     兵庫教育大学大学院 教授 鬼頭 英明
③ 中学校での授業実践事例
     京都市立加茂川中学校 教諭 上田 裕司
④ 「学校薬剤師」との連携のあり方
     東京薬科大学 薬学部 教授 加藤 哲太
⑤ 特別講演「よりよいセルフメディケーションの実践に必要な知識」
     慶應義塾大学 薬学部長 望月 眞弓

このページの先頭へ戻る